現在はどんな活動をされていますか。
仕事は製薬会社で新薬の研究開発に携わっています。また趣味でボディフィットネスをしており、先日スペインで開催された世界大会に日本代表として出場しました。
ボディフィットネスとは?
肉体美を競う競技でボディビルなどのカテゴリの1つです。ボディビルは制限時間内にポージングや肉体美、表現力を競いますが、ボディフィットネスはステージ上でウォーキングしながら規定ポーズをいかに美しく魅せるかを競います。
はじめられたきっかけは?
3年前、新型コロナウイルスの流行が発端でした。もともとバスケットボールの社会人チームに所属していましたが、緊急事態宣言により練習ができなくなりました。体力維持のためにジムに通い始め、トレーナーに勧められたのがきっかけです。
日本代表になるまでの経緯は?
日本代表になるには、全日本大会で優勝か準優勝しなければいけません。全日本大会に出るには地区大会で優勝する必要があります。私は1年目に東京都の大会で優勝しました。経歴5年以上の出場選手が多いなかで、私のキャリアは珍しかったです。もともとの骨格が向いており、スポーツを続けていて筋肉質だったことが活きたのだと思います。そして今年の全日本大会で準優勝し、日本代表になりました。
世界大会に出場された感想は?
各国のトップに触れて刺激を受けました。欧米人は体が大きく、日本人は華奢に見えますが、体格だけでなく表現力なども評価されるので日本人でも強い選手がたくさんいることを実感しました。私は残念ながら予選敗退でしたが、これからも世界に挑戦していきたいです。
ボディフィットネスの魅力は?
自分の体の形やバランスが変化していくのが面白いです。これを食べたら重量が上がる、こうしたらどうなる…と食事コントロールやトレーニング計画を練り、自分の体で実験するような感覚を楽しんでいます。成果が目に見えるので自分のモチベーション維持にもつながっています。
どんな高校生活、大学生活を過ごされていましたか?
部活(バスケットボール部)に打ち込んでいました。先生が熱心で、技術力の高い選手も揃っていて、東海大会にも出場しました。その後、進学した三重大学では大阪大学の大学院を目指してずっと勉強していました。バスケットボールは大学の間もずっと続けていました。
「松阪」を外から見た印象は?
居心地が良く「また帰ってきたいまち」です。自然もあるし、松阪牛もおいしいし、歴史もあり、魅力の多いまちだと思います。
在校生へのメッセージ
やってみたいことが見つかったら、まず一歩踏み出して挑戦してほしいですね。今はインターネットやSNSにたくさん情報があり、行動を起こす前に「やっぱりやめよう」となることもあります。そんな情報に惑わされず「まずはやってみること」を大事にしてほしいです。
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